17. カルディム 『日本殉教精華』 ほか・1646年

CARDIM, Antonio Francesco.    Fasciculus e Japponicis floribus, suo adhuc madentibus sanguine. Romæ, typis heredum Corbelletti, 1646.    [Bound with:]
Catalogus reguralium, et secularium, qui in Japponiae regnis usque a fundata ibi a S. Francisco Xaverio.    Romae, typis heredum Corbelletti, 1646.   [Bound with:]
Mors felicissima quatuor legatorum Lusitanorum et sociorum quos Japoniae imperator occidit in odium Christianae religonis.    Romanae, typis heredum Corbelletti, 1646.

4to, threee works bound in one.    Pagès 275-6 and 263; Cordier BJ 361 and 358; Streit V. 1561-3; Laures 444-6.

 このカルディムの著作三点は、いずれもローマのコルベレッティが1646年に刊行したもので、しばしば同様の合繊本で現存することからも、同時に発行されたであろうと思われます。第三のMorsは先にポルトガル語とイタリア語で上梓されていますが、その他は初版.ポルトガルのイエズス会士カルディム(1596-1659)は1618年からインドで、五年後からはマカオで布教活動に従事し、1640年ごろ日本管区の代表としてローマに戻っています。

 最初のFasciculusは宣教師や日本人キリシタン八十余名の伝記集。大村純忠や高山右近らもふくまれています。八十七葉の銅版挿画は、そのほとんどが殉教の光景を描いており、また本劃こくわえられた日本地図は、イエズス会教会の所在を示したものとして注目されます。第二のCatalogusは日本における殉教者の年代順目録。第三の著作は、1640年に外交復活をもとめて来日した、ポルトガルの使節四人が刑死にいたった事件の記録です。


日本殉教精華
日本殉教精華
日本殉教精華
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